CSS Nite in SHIZUOKA

CSS Nite in SHIZUOKAは、Web制作に関わる方のためのセミナーイベント CSS Nite の静岡県版です。

CSS Nite in SHIZUOKA, Vol.3は終了しました

フォローアップ
自治体サイトから聞こえてくるもの、見えてくること
清家 順さん

2012年5月26日(土) 、グランシップ(静岡市)で開催したCSS Nite in SHIZUOKA, Vol.3のフォローアップとして、清家 順さん(ユニバーサルワークス)の『自治体サイトから聞こえてくるもの、見えてくること』のスライドなどを公開します。



スライド・音声データ

フォローメッセージ

CSS Nite in SHIZUOKA, Vol.3 に参加いただいたみなさんへ
ユニバーサルワークスの清家です。
CSS Nite in SHIZUOKA, Vol.3へご参加いただきありがとうございました。

私のセッションでは、自治体サイトを例にアクセシビリティについてお話をさせていただきました。普段、自治体サイトに触れる機会がない方にとっても、多少なりとも参考になるポイントがあればうれしく思います。

題材や表現の仕方は、4つのセッションで異なっていますが、核となるメッセージはとても近かったように感じています。今回のイベントが、みなさんの「できること」を始めるきっかけになれば、まさに「一肌脱いだ」かいがあったというものです。

さて、私のセッションで不正確な部分がありましたので、本メールにてフォローさせていただきます。

画像化された文字について、「必要最低限」であることを強調してしまいましたが、それよりも、視覚表現に意図があってテキストでも同じ表現が可能か、つまりそのフォントはCSSで指定すればターゲットブラウザで同じように表示できるかが先に立ちます。

例に挙げた松山市、特にヘッダーの「サイトマップ」などについて、私としてはその視覚表現に意図がないと解釈し、必要最低限であるか疑わしいという趣旨の発言をしました。ですが、制作者の真意を第三者が理解するのは難しいのだろうと思います。
あのフォントをアンチエイリアスで表示することが制作者の「意図する表現」であり、CSSで同じように表示できないとするならば、等級AAの7.1.4.5には適合していることになります。ただし、等級AAAの7.1.4.9ではそういった例外も認められていないので、明らかに不適合となります。

だからと言って安易に画像化するのではなく、「アクセシビリティは、テキストが命」(植木さんのセッションより「命」(1回目))の金言のもと、よりアクセシブルなWebサイトへの取り組みを進めていただければというのが私の願いです。

ほめるストーリーを!と主張しながらも結局、毒舌で損をしてしまう清家からのメッセージでした。

ありがとうございました。